【関数・メソッド・プロパティ設定をつかう】
16 セルの書体を変更
17 セルの文字サイズを変更
18 セルの罫線を変更
19 セルの横方向の配置を変更
20 セルの縦方向の配置を変更
21 セルの文字の方向を変更
22 セルの文字を縮小して全体表示を設定
セルの文字の方向を変更
今回は、セルの文字の方向を変更します。
Python-xlwingsで、セルの文字の方向を変更するときは、
api.Orientationプロパティの値を指定します。
api.Orientationプロパティの構文は、次のようになります。
api.Orientationプロパティでは、
セルの文字の方向を定数で指定します。
予め、次のようなExcelシート『sheet1』を用意して、
Excelブック名を『WkBook7.xlsx』として保存します。
(1) セルの文字の方向を『縦方向』に指定
セルB2の文字の方向を、『縦方向』に指定します。
xlwingsをインポート
Excelファイル『Wkbook7』をメモリ上に読みこみWorkbookオブジェクト『wb』を生成
Excelシート『sheet1』を読みこみsheetオブジェクト『st』を生成
セルB2の文字の方向に、縦方向としての定数『-4166』を設定
【ソースコードパネル】
import xlwings
wb = xlwings.Book('WkBook7.xlsx')
st = wb.sheets['sheet1']
st.range('B2').api.Orientation = -4166
それでは、そのPythonプログラムを実行してみます。
セルB2を囲む文字の方向が、『縦方向』に変更されました。
(2) セルの文字の方向を『水平方向』に指定
セルB2の文字の方向を、『水平方向』に指定します。
xlwingsをインポート
Excelファイル『Wkbook7』をメモリ上に読みこみWorkbookオブジェクト『wb』を生成
Excelシート『sheet1』を読みこみsheetオブジェクト『st』を生成
セルB2の文字の方向に、水平方向としての定数『-4128』を設定
【ソースコードパネル】
import xlwings
wb = xlwings.Book('WkBook7.xlsx')
st = wb.sheets['sheet1']
st.range('B2').api.Orientation = -4128
それでは、そのPythonプログラムを実行してみます。
セルB2の文字の方向が、『水平方向』に変更されました。
このように、セルの文字の方向を変更するときは、
api.Orientationプロパティに定数値を設定します。