【ワークブックを作成する】
1 『Visual Studio Code』をつかう
2 xlwingsをつかいWorkbookを新規作成しファイル保存
3 xlwingsをつかい既存Workbookを読みこみファイル保存
『Visual Studio Code』をつかう
Pythonプログラミングには、プログラミング向けテキストエディター『Visual Studio Code』が便利です。
『Visual Studio Code』とはMicrosoft社が無償で提供しているプログラミング向けテキストエディターです。
『Visual Studio Code』をつかえば、プログラミングの効率が格段に上昇します。
『Visual Studio Code』を開きます。
これが『Visual Studio Code』です。
エクスプローラーのアイコンをクリックし、フォルダーを開くをクリックします。
Pythonソースコードを保存したいフォルダーを選択します。
ここでは予め用意していた『Python_Excel』というフォルダーを選択しておきます。
Python_Excelというフォルダーが表示されました。
作業の開始というファイルは不要なので閉じておきます。
今Python_Excelというフォルダーが選択されている状態です。
ファイルの新しいテキストファイルをクリックします。
Untitled-1という新規ファイルが作成されました。
作成したいのはPythonソースコードファイルなので、言語の選択をクリックします。
言語モードの選択のドロップダウンリストが現れます。
ドロップダウンリストを下の方にスクロールして、Python (python)をクリックします。
Untitled-1というファイル名の左側のアイコンがPythonのアイコンに変わりました。
これは、新規ファイルがPythonソースコードファイルに変わったということです。
では、ファイル名を『Python_Excel1』という名前に変えてみます。
ファイルの名前を付けて保存をクリックします。
『名前を付けて保存』画面が現れます。ここでは、ファイル名を『Python_Excel1』に変更します。
この状態で保存ボタンをクリックします。
ファイル名がPython_Excel1.pyに変わりました。
このように、Pythonである程度、ステップ数のあるプログラムを書く場合は、
実行したい内容を書いたものを『~.py』ファイルとして保存します。
その保存された『~.py』ファイルのことを、モジュールと呼びます。
これでPythonプログラミングの準備ができました。
『Python_Excel1.py』のソースコードパネルの1行目に初めの一文字を書いてみます。
p
と一文字入れてみます。
『p』から始まるリストが現れました。
これは『Visual Studio Code』 によるソースコードの入力補助(コード補完)機能が働いたためです。
先ずは、値を表示するコマンド『print』を、リストの中から選択します。
↓キーまたは↑キーで、『print』にカーソルを合わせてからTabキーを押します。
1行目に『print』が表示されました。
このように『Visual Studio Code』では、コードの最初の1文字から数文字を入力するだけで
候補となるコードがリストに現れるので、その中からつかいたいコードを選択するだけでコードが補完されます。
次に、『print』の後に、『(』を入力します。
print(
『(』の後に『)』が表示されました。
『(』と『)』は通常セットでつかうものなので、このように『Visual Studio Code』では、
『(』を入力するとその直ぐ後に自動的に『)』が表示されます。
次に、『()』の中に、文字列を示す記号『’』(シングルクォート)を入力します。
print(')
『’』の後に『’』が表示されました。
『’』と『’』は通常、文字列の前後にはさむ記号としてセットでつかうものなので、このように
『Visual Studio Code』では、『’』を入力するとその直ぐ後に自動的に『’』が表示されます。
次に、『’ ’』の中に、文字列『PythonでExcel操作』を入力します。
『print('PythonでExcel操作')』を入力しました。
これで、
print('PythonでExcel操作')
という命令文が完成しました。
これは、『 ’PythonでExcel操作’ を表示しなさい』という意味です。
それでは、
print('PythonでExcel操作')
を実行してみます。
右向き三角形(ターミナルでPythonファイルを実行)ボタンをクリックします。
ソースコードパネルの下に新しいパネルが現れて下から2行目に
PythonでExcel操作
が表示されました。
これは、ターミナルと呼ばれるパネルで、Windows PowerShellというコマンドラインインターフェイスと
同じものです。このターミナルに、Pythonソースコードの実行結果が表示されます。
今回は、Pythonソースコード『print('PythonでExcel操作')』が実行されて、ターミナルに
『PythonでExcel操作』が表示されました。
また、ソースコードの実行結果がエラーのときは、このターミナルに、エラー内容が表示されます。
今回はここまでにします。×ボタンをクリックしてソースコードパネルを閉じます。
『Python_Excel1.py』のファイルが閉じられました。
今回は、『print』コマンドをつかい『Visual Studio Code』上で文字を画面表示してみました。
では、PythonでExcelワークブックを新規作成するときは、どうすればよいのでしょうか。
これについては、次回『xlwingsをつかいWorkbookを新規作成しファイル保存』で紹介します。