【関数・メソッド・プロパティ設定をつかう】

12 指定した行番号と列番号のセル番地を取得

13 特定の文字列を指定文字列に置き換え

14 セル列番号を英字の列名に変換

15 文字列の中で特定の文字の位置インデックスを取得

16 セルの書体を変更

17 セルの文字サイズを変更

18 セルの罫線を変更

セルの文字サイズを変更

 今回は、セルの文字サイズを変更します。

 セルの文字サイズを変更するときは、api.Font.Sizeプロパティの値を指定します。

 api.Font.Sizeプロパティの構文は、次のようになります。

Img7_6_20

 api.Font.Sizeプロパティでは、フォントサイズを数値で指定します。


 予め、次のようなExcelシート『sheet2』を用意して、

 Excelブック名を『WkBook6.xlsx』として保存します。

Img7_6_21


(1) フォントサイズ9に変更

 変数:『MojiSize』にフォントサイズとして9を格納して、セルA1にそのフォントサイズを書きこみ、

 セルA1とセルB2に格納されている文字のフォントサイズを9に変更します。

xlwingsをインポート

Excelファイル『Wkbook6』をメモリ上に読みこみWorkbookオブジェクト『wb』を生成

Excelシート『sheet2』を読みこみsheetオブジェクト『st』を生成

変数: 『MojiSize』にフォントサイズとして9を代入

セルA1の値に変数:『MojiSize』を代入

セルA1のフォントサイズに変数:『MojiSize』を設定

セルB2のフォントサイズに変数:『MojiSize』を設定

 【ソースコードパネル】

import xlwings

wb = xlwings.Book('WkBook6.xlsx')

st = wb.sheets['sheet2']

MojiSize = 9

st.range('A1').value = MojiSize

st.range('A1').api.Font.Size = MojiSize

st.range('B2').api.Font.Size = MojiSize

 それでは、そのPythonプログラムを実行してみます。

Img7_6_22

 セルA1とセルB2の文字サイズが『9』に変更されました。



(2) フォントサイズ18に変更

 変数:『MojiSize』にフォントサイズとして18を格納して、セルA1にそのフォントサイズを書きこみ、

 セルA1とセルB2に格納されている文字のフォントサイズを18に変更します。

xlwingsをインポート

Excelファイル『Wkbook6』をメモリ上に読みこみWorkbookオブジェクト『wb』を生成

Excelシート『sheet2』を読みこみsheetオブジェクト『st』を生成

変数: 『MojiSize』にフォントサイズとして18を代入

セルA1の値に変数:『MojiSize』を代入

セルA1のフォントサイズに変数:『MojiSize』を設定

セルB2のフォントサイズに変数:『MojiSize』を設定

 【ソースコードパネル】

import xlwings

wb = xlwings.Book('WkBook6.xlsx')

st = wb.sheets['sheet2']

MojiSize = 18

st.range('A1').value = MojiSize

st.range('A1').api.Font.Size = MojiSize

st.range('B2').api.Font.Size = MojiSize

 それでは、そのPythonプログラムを実行してみます。

Img7_6_23

 セルA1とセルB2の文字サイズが『18』に変更されました。



(3) フォントサイズ28に変更

 変数:『MojiSize』にフォントサイズとして28を格納して、セルA1にそのフォントサイズを書きこみ、

 セルA1とセルB2に格納されている文字のフォントサイズを28に変更します。

xlwingsをインポート

Excelファイル『Wkbook6』をメモリ上に読みこみWorkbookオブジェクト『wb』を生成

Excelシート『sheet2』を読みこみsheetオブジェクト『st』を生成

変数: 『MojiSize』にフォントサイズとして28を代入

セルA1の値に変数:『MojiSize』を代入

セルA1のフォントサイズに変数:『MojiSize』を設定

セルB2のフォントサイズに変数:『MojiSize』を設定

 【ソースコードパネル】

import xlwings

wb = xlwings.Book('WkBook6.xlsx')

st = wb.sheets['sheet2']

MojiSize = 28

st.range('A1').value = MojiSize

st.range('A1').api.Font.Size = MojiSize

st.range('B2').api.Font.Size = MojiSize

 それでは、そのPythonプログラムを実行してみます。

Img7_6_24

 セルA1とセルB2の文字サイズが『28』に変更されました。



 このように、セルの文字サイズを変更するときは、api.Font.Sizeプロパティにフォントサイズを設定します。




目 次

1. ワークブックを作成する
ワークブックを作成する

2. セルの位置を指定する
セルの位置を指定する

3. ループ処理でセルに値を書きこむ
ループ処理でセルに値を書きこむ

4. ループ処理でセルの値を読みとる
ループ処理でセルの値を読みとる

5. ループ処理でセルからセルへ値を代入する
ループ処理でセルからセルへ値を代入する

6. 条件分岐処理でセルの操作を分ける
条件分岐処理でセルの操作を分ける

7. 関数・メソッド・プロパティ設定をつかう
関数・メソッド・プロパティ設定をつかう

8. 他のレンジ/シート/ブックを更新する(未公開)
他のレンジ/シート/ブックを更新する
(未公開)

1 他のレンジを更新

2 他のシートを更新

3 逆Z式並びで更新

4 複数シートを更新

5 他のブックを更新

6 他のブックをオープン・クローズ

7 新規ブックを作成し更新






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