【ワークブックを作成する】
1 『Visual Studio Code』をつかう
2 xlwingsをつかいWorkbookを新規作成しファイル保存
3 xlwingsをつかい既存Workbookを読みこみファイル保存
『Visual Studio Code』をつかう
Pythonプログラミングには、プログラミング向けテキストエディター『Visual Studio Code』が便利です。
『Visual Studio Code』とはMicrosoft社が無償で提供しているプログラミング向けテキストエディターです。
『Visual Studio Code』をつかえば、プログラミングの効率が格段に上昇します。
『Visual Studio Code』を開きます。
![Img1_1_01](./img/Cpt101/Img1_1_01.jpg)
これが『Visual Studio Code』です。
![Img1_1_02](./img/Cpt101/Img1_1_02.jpg)
エクスプローラーのアイコンをクリックし、フォルダーを開くをクリックします。
![Img1_1_03](./img/Cpt101/Img1_1_03.jpg)
Pythonソースコードを保存したいフォルダーを選択します。
ここでは予め用意していた『Python_Excel』というフォルダーを選択しておきます。
![Img1_1_04](./img/Cpt101/Img1_1_04.jpg)
Python_Excelというフォルダーが表示されました。
作業の開始というファイルは不要なので閉じておきます。
![Img1_1_05](./img/Cpt101/Img1_1_05.jpg)
今Python_Excelというフォルダーが選択されている状態です。
![Img1_1_06](./img/Cpt101/Img1_1_06.jpg)
ファイルの新しいテキストファイルをクリックします。
![Img1_1_07](./img/Cpt101/Img1_1_07.jpg)
Untitled-1という新規ファイルが作成されました。
作成したいのはPythonソースコードファイルなので、言語の選択をクリックします。
![Img1_1_08](./img/Cpt101/Img1_1_08.jpg)
言語モードの選択のドロップダウンリストが現れます。
![Img1_1_09](./img/Cpt101/Img1_1_09.jpg)
ドロップダウンリストを下の方にスクロールして、Python (python)をクリックします。
![Img1_1_10](./img/Cpt101/Img1_1_10.jpg)
Untitled-1というファイル名の左側のアイコンがPythonのアイコンに変わりました。
これは、新規ファイルがPythonソースコードファイルに変わったということです。
では、ファイル名を『Python_Excel1』という名前に変えてみます。
![Img1_1_11](./img/Cpt101/Img1_1_11.jpg)
ファイルの名前を付けて保存をクリックします。
![Img1_1_12](./img/Cpt101/Img1_1_12.jpg)
『名前を付けて保存』画面が現れます。ここでは、ファイル名を『Python_Excel1』に変更します。
この状態で保存ボタンをクリックします。
![Img1_1_13](./img/Cpt101/Img1_1_13.jpg)
ファイル名がPython_Excel1.pyに変わりました。
このように、Pythonである程度、ステップ数のあるプログラムを書く場合は、
実行したい内容を書いたものを『~.py』ファイルとして保存します。
その保存された『~.py』ファイルのことを、モジュールと呼びます。
これでPythonプログラミングの準備ができました。
『Python_Excel1.py』のソースコードパネルの1行目に初めの一文字を書いてみます。
p
と一文字入れてみます。
![Img1_1_14](./img/Cpt101/Img1_1_14.jpg)
『p』から始まるリストが現れました。
これは『Visual Studio Code』 によるソースコードの入力補助(コード補完)機能が働いたためです。
先ずは、値を表示するコマンド『print』を、リストの中から選択します。
↓キーまたは↑キーで、『print』にカーソルを合わせてからTabキーを押します。
![Img1_1_15](./img/Cpt101/Img1_1_15.jpg)
1行目に『print』が表示されました。
このように『Visual Studio Code』では、コードの最初の1文字から数文字を入力するだけで
候補となるコードがリストに現れるので、その中からつかいたいコードを選択するだけでコードが補完されます。
次に、『print』の後に、『(』を入力します。
print(
![Img1_1_16](./img/Cpt101/Img1_1_16.jpg)
『(』の後に『)』が表示されました。
『(』と『)』は通常セットでつかうものなので、このように『Visual Studio Code』では、
『(』を入力するとその直ぐ後に自動的に『)』が表示されます。
次に、『()』の中に、文字列を示す記号『’』(シングルクォート)を入力します。
print(')
![Img1_1_17](./img/Cpt101/Img1_1_17.jpg)
『’』の後に『’』が表示されました。
『’』と『’』は通常、文字列の前後にはさむ記号としてセットでつかうものなので、このように
『Visual Studio Code』では、『’』を入力するとその直ぐ後に自動的に『’』が表示されます。
次に、『’ ’』の中に、文字列『PythonでExcel操作』を入力します。
![Img1_1_18](./img/Cpt101/Img1_1_18.jpg)
『print('PythonでExcel操作')』を入力しました。
これで、
print('PythonでExcel操作')
という命令文が完成しました。
これは、『 ’PythonでExcel操作’ を表示しなさい』という意味です。
それでは、
print('PythonでExcel操作')
を実行してみます。
![Img1_1_19](./img/Cpt101/Img1_1_19.jpg)
右向き三角形(ターミナルでPythonファイルを実行)ボタンをクリックします。
![Img1_1_20](./img/Cpt101/Img1_1_20.jpg)
ソースコードパネルの下に新しいパネルが現れて下から2行目に
PythonでExcel操作
が表示されました。
これは、ターミナルと呼ばれるパネルで、Windows PowerShellというコマンドラインインターフェイスと
同じものです。このターミナルに、Pythonソースコードの実行結果が表示されます。
今回は、Pythonソースコード『print('PythonでExcel操作')』が実行されて、ターミナルに
『PythonでExcel操作』が表示されました。
また、ソースコードの実行結果がエラーのときは、このターミナルに、エラー内容が表示されます。
![Img1_1_21](./img/Cpt101/Img1_1_21.jpg)
今回はここまでにします。×ボタンをクリックしてソースコードパネルを閉じます。
![Img1_1_22](./img/Cpt101/Img1_1_22.jpg)
『Python_Excel1.py』のファイルが閉じられました。
今回は、『print』コマンドをつかい『Visual Studio Code』上で文字を画面表示してみました。
では、PythonでExcelワークブックを新規作成するときは、どうすればよいのでしょうか。
これについては、次回『xlwingsをつかいWorkbookを新規作成しファイル保存』で紹介します。